BMW 5シリーズ ドライブレコーダー取り付け方法

DIY
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上の写真の通り、僕はリアのセンターコンソール(後部座席中央前方)にあるシガーソケットからドライブレコーダーの電源を取りました。

ドライブレコーダー本体は下の写真のようにルームミラー右隣の運転席側に設置しています。

普通は助手席側に設置することが多いと思いますが、あえて運転席側にドライブレコーダーを設置した理由は別の記事で紹介致しますね♪

ドライブレコーダーの配線を極力露出させないようにする方法をググると、ヒューズから配線を分岐して接続する方法が見つかります。

この方法で接続する場合は配線の向きに注意する必要があるのですが、ちゃんと解説しているサイトが少ないことが心配です。最悪の場合、許容量以上の電流が電線に流れて火事になりますので。。

一方で、シガーライターソケットから電源を接続する方法は一番簡単な方法で、配線に起因するトラブルが少ないです。また、ヒューズから配線を分岐するためのパーツを買う必要がないこともメリットです。

ただし、単に運転席のセンターコンソールにあるシガーライターソケットに接続するだけですと、配線が丸見えとなってしまったり、シガーライターソケットがドリンクホルダーとぶつかってしまったりするのがデメリットです。

このページでは、僕がドライブレコーダーの取り付けをDIYした時の体験記を紹介します。

・ヒューズから電源分岐を行わない(=複雑な配線工事は一切しない)
・内装の分解はAピラーと運転席計器盤右側面のみ
・配線を極力見えにくい場所に隠してスッキリと施工する

 

【免責事項】
ドライブレコーダーの取付作業は自己責任でお願い致します。ドライブレコーダーや車等に不具合が発生したり事故が起きたとしても、当方は責任を負いかねます。

ドライブレコーダーの選び方 日本製が安心ですよね

ネットでドライブレコーダーを検索すると、様々なメーカーの物が数多く販売されています。しかも安い。。

Yahoo!Shopping ドライブレコーダー 売れている順

ですが、万が一の事故の時にちゃんと画像が録画されていないのは致命的です。

僕は日本のメーカーの製造技術や品質を信じて、KENWOOD(ケンウッド)のDRV-830を購入しました。

安価なドライブレコーダーを買わなかった理由は、真夏の車内温度での耐久性や動作安定性が心配だったのと、海外メーカーと思われる安いモデルはmicro SDカードの定期的なフォーマットが必要な機種が多く、しょっちゅうフォーマットするのはめんどくさいと思ったからです。

 

KENWOOD以外のメーカーですと、ALPINEのドライブレコーダーも気に入っていました。以前、ALPINE製のスピーカーを取り付けたことがあり、品質に対する信頼感があったことと、横に細長いデザインは運転時に視界の妨げになりにくいからです。

ですが、このモデルはALPINE製のナビ画面と連携させることを前提に設計されている様子です。ALPINE製でないナビが搭載されているBMWとの相性はあまり良くないと感じてKENWOODのドライブレコーダーを選択しました。

BMW 5シリーズのドライブレコーダーを取り付ける時、電源はどこにつなぐのが良いか?

僕のおすすめは後部座席中央前方にある「リアのセンターコンソール」のシガーライターソケット(※)です。

ここなら、運転中は全く視界に入りませんので邪魔になりません。

一方で、運転席中央前方にあるシガーライターソケット(下の写真)に接続してしまうと、フタができなくなりますし、ドリンクホルダーに近いので運転席や助手席に乗った人がペットボトルを入れにくくなってしまいます。

ちなみにBMW5シリーズ(僕の乗っているBMW 523d 2016年式 F10 LDA-FW20)の取扱説明書では、以下の場所に電源ソケット(シガーライターソケット)が設置されていると書かれています。

  • フロントセンターコンソール
  • センターアームレスト
  • リアのセンターコンソール
  • 助手席フットスペース内
  • ラゲッジルーム内

(※)BMWの取扱説明書ではシガーライターソケットのことを電源ソケットと表記しています。

【注意】BMW 523d F10は助手席フットスペースの電源ソケットに通電しません

上の写真は助手席足元上の様子を撮影したものです。電源ソケットのように見える穴があるのですが、配線がされていない様子で通電しません。。

ディーラーに確認したところ、「取説は全てのグレードに共通で記載されているので、グレードによっては該当しない項目や機能がある」とのこと。。僕は最初助手席のフットスペース内の電源ソケットを使おうと思っていたので、かなりショックでした。

助手席フットスペースの上にある電源ソケットを使えたら、全く目立たないように配線できたのに。。。

試しにドライブレコーダーのプラグを差し込んでみても、うんともすんとも動作しません(=電源が入らない)でした。

という訳で、リアのセンターコンソール(後部座席中央の前方下部)にある電源ソケットを使うことにしました。

初めにドライブレコーダー本体の設置位置を決めます

上の写真のように、本体に配線コードや取り付け用ブラケットを付けた状態で、ドライブレコーダーの電源を入れて映し出される映像を見ながら位置を決めます。

このようにして位置を決めると、以下の確認ができます。

  • 車内のルームミラーや車検証ステッカーなどで映像が隠れてしまう範囲
  • 配線コードを接続するための隙間
  • 設置後にドライブレコーダーの角度を変えられる範囲
  • ワイパーの可動範囲

僕はブラケットを取り付ける前に養生テープを貼って、取り付け位置の目印にしました。

ドライブレコーダーの配線経路

ドライブレコーダー

運転席側Aピラー

運転席計器盤内部

運転席側フットステップ

リアセンターコンソール

この中で、少し時間がかかったのは、Aピラーを外す作業と、運転席計器盤内部に配線を通す作業です。

Aピラーの外し方

今回の作業で一番苦労したのが「Aピラー外し」でした。もう少し勇気を出してAピラーをこじれば完全に外れたのだと思いますが、結局Aピラーの根元部分(一番ボンネットに近い部分)が完全に外せませんでした。ですので、通線作業を狭い場所で行う必要があり、少々やりにくかったです。

まず最初に「AIRBAG」と書かれているカバーを外します。このカバーはプラスチックのクリップ2箇所で留まっています。

そうすると、下の写真のようにトルクスネジでAピラーが留まっていることが分かります。

トルクスネジって星型の形状をしたネジです。六角レンチでは外せませんので、トルクスドライバーをお持ちでない方は入手する必要があります。

次にAピラーの上の方を持って左側に倒すと、Aピラーの一番上のクリップが外れます。

ここが一番緊張するところですね。力の入れ具合を間違えるとAピラーが割れてしまいますので、慎重に力を加えていきました。

「バキッ」という音と共にクリップで留まっている部分が外れます。

最初のクリップが外れてしまえば、あと2箇所クリップで留まっていますので、Aピラーを少しずつ左側に倒しながらクリップを外していきます。

配線を車の中に通す作業のスタートは運転席計器盤内部から

運転席右側面のカバーは、ネジで留まっていないので、内張り剥がしやマイナスドライバーなどを使ってこじれば、簡単に外すことができます。

側面パネルの裏面はこんな感じです。クリップ4箇所で留まっています。

クリップは金属製ではなくプラスチック製ですので、それほど強度がありません。

ドライブレコーダーの通線作業

ドライブレコーダーの配線コードを車の中に通す作業(通線作業)のスタートは運転席足元から行いました。配線コードのドライブレコーダー側の端部を、アクセル上部付近の隙間から通していきます。

通線作業を行う際にコード先端の端子を傷めないようにする為、下の写真のように端子を養生テープで巻いて保護しました。

上の写真では撮影用に配線コードを右の側面から一旦引き出していますが、この後再びコードを中に入れ、車の内部からAピラーの根元部分にコードを通していきます。

BMW 523d F10では、Aピラーの根元に騒音防止用のクッションが詰められていますので、コードを上に通そうとしてもAピラー側に貫通しませんでした。

そこで、少し太めの針金に配線コードを付けて通線していきました。

ここも少し時間がかかった所です。Aピラーが完全に外せていれば、もう少し簡単に通線できたかも知れません。

下の写真では養生テープより上が針金(黒い被覆がついています)、下が配線コードです。

試行錯誤を繰り返して、なんとかAピラーの根元から通線することができました。

Aピラー内にはエアバッグが入っていますので、エアバッグやエアバッグ起動用のベルトに触れないように細心の注意を払います。

ドライブレコーダーの配線コードがエアーバッグの動作に干渉しないようにするために、インシュロック(結束バンド)を使って他の配線コードに抱き合わせて固定します。

下の写真のように、配線コードをインシュロックで3箇所留めました。

余談ですが、エアバッグは火薬を爆発させて膨らませる仕組みになっているはずですので、下の写真で赤線の入った袋の中には、火薬が入っているはずです。

少し緊張感がありますね♪

ドライブレコーダー本体に接続するまでの配線コードの長さを見極めてから、コンベックスを締め付けて、配線コードを完全に固定します。

最後に、インシュロックタイで余った部分をニッパーで切断して、Aピラーを元に戻します。

ここまで作業を進めると、作業全体の70%ぐらいが完了したことになります。

車の振動による配線のビビリ音を予防するためのTIPs

フロントガラス上部からドライブレコーダーまでの通線作業は、隙間に配線コードを押し込むだけで完了しますので、すぐに施工ができます。

車を運転している時、押し込んだコードが振動すると「ビビリ音」が発生する可能性がありますので、僕は一工夫入れています。

下の写真のように配線コードをフロントガラスの隙間に押し込む前に、スポンジ状のテープを配線コードに巻き付けてから隙間に挿入しています。

おおよそ15cmに1箇所ぐらいの間隔で、クッションテープを巻き付けています。

こうすることで、配線コードがフロントガラスの上部の隙間内部で振動した時に「ビビリ音」が発生することを予防できます。

運転席ドア下ステップの下の配線

次にアクセル上部付近にぶら下がっている配線を、運転席ドア下ステップの隙間に押し込んでいきます。

手でも押し込むことができますが、内張り剥がしを使うと配線コードをさらに奥に押し込むことができます。中途半端な位置に配線コードがあると、配線コードが挟まって断線する可能性がありますので、最後まで手を抜かずに作業していきました。

下の写真は後部座席まで配線した後、マット下に配線コードを通した様子です。

一番良いのは運転席の下に配線を通すことだと思いましたが、運転席の下に配線コードを通せるような隙間が全然なかったので、やむを得ずこのような状態となりました。

もし、配線工事を最初からやり直すとしたら、運転席の座席下の部分に通線する作業からスタートするようにします。ドライブレコーダー側の端子サイズは小さいので、運転席下の隙間を通線できるからです。

ドライブレコーダーに電源コードを差し込んで工事完了

最後にドライブレコーダー本体に電源コードのプラグを差し込むと、配線工事完了です♪

所要時間は3時間程度でした。

BMWの電源ソケットは常時電源か?

僕の乗っているBMW 523d(F10)はACC電源を切ってもドライブレコーダーが動いているので、常時電源だったら困るなあと思っていました。

結論ですが、電源ソケットは常時電源ではありませんでした。

ですので、ドライブレコーダーの配線コードを電源ソケットに差し込んだままにできます。

仮に電源ソケットが常時電源だとすると、エンジンが停止している時も常にドライブレコーダーに電源が供給されますので、長時間駐車しているとバッテリーが上がってしまいます。

エンジン停止してイグニッション、ACCをオフにした後、10分ぐらいで電源ソケットへの電源供給が止まるようにできています。

ドライブレコーダー簡単でキレイな配線工事のまとめ

・ドライブレコーダーに付属しているシガーライターソケット配線コードだけで、綺麗に配線工事するためには、リアのセンターコンソールの電源ソケットを使う。

・通線作業は電源ソケット付近からスタートさせると狭い場所も通線しやすい。

・Aピラーを完全に外せれば作業性が上がるが、根元部分だけ外せなくても施工は可能。

ドライブレコーダーは運転席側(バックミラーの右側)に取り付けるべきだと考える理由
おすすめの位置はバックミラーの右側(運転席側)。いざという時に操作しやすい位置にドライブレコーダーがあることが大切。運転席側に設置すると最初は邪魔くさく感じるが、すぐに慣れる。3か月に一度ぐらいはドライブレコーダーを使ってみることも大切(いざという時に使い方を忘れていると役に立たない)
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コメント

  1. エース より:

    ドラレコの取付について、非常に参考になりました。
    私もF10に乗ってまして、ケンウッドの同機種を今日取り付けたところです。
    記事にありました通り、後部座席のシガーソケットからコードを取り回し何とか取り付け出来ました。
    ありがとうございました。

    • J’s より:

      お役に立てて良かったです。

      BMW 523d(F10)は今まで乗った車の中で一番気に入っている車です。
      まもなく5年目の車検の時期になるのですが、できるだけ長く乗り続けようと思っています。