一度でも大きなモニターを使うと、「元の小さなモニターに戻れない」と感じた経験がありませんか?
今回もそんな気分で新しいモニターを迎え入れたのですが、第一印象としては今までにない異次元の感動がありました。元のモニターに戻れないというレベルを超えています。
なぜかというと、桁違いの画面の大きさによる作業効率向上・モニター自体のカッコよさ、目・首・腰への負担軽減を感じたからです。
デルがスポンサーとなっている商品ではありますが、このページではこの商品の良い点だけでなく今一つな点も率直にレビューしていきます。
今回、DELL アンバサダープログラムの対象となった商品は、DELL U4919 DW です。
以前から横長の大型モニターには興味があったので、一度使ってみたいと思っていました。
Amazonのレビューをみると、56件のレビューのうち70%以上が星5つなので、かなり高評価のモニターです。
巨大なモニターに圧倒される(設置直後の写真)
早速設置してみました。予想していた通りの大きなモニターです。
僕が使っているゲーミングデスクは横幅が120㎝ですが、このモニターの横幅は121.5㎝ですので、ちょうど良い感じで設置できました。(モニターをデスクのセンターから10㎝ぐらい左にずらして設置しました)
上の写真でもお分かりになると思いますが、両端が湾曲しているので両端付近も見やすくなっています。
また、画面はノングレアですので、画面に自分の顔や背景が映りこむことはありません。(65インチのテレビをパソコンのモニター代わりに使ったことがあるのですが、自分の顔がモニターに映りこむのが気になった経験があります)
付属のスタンドを使ってモニターの高さを一番低くすると、モニター上辺の高さは机から46㎝となります。
デュアルモニターとのちがいは、画面の真ん中にメインのWindowを配置できること
僕は今までデュアルモニターの環境でパソコンを使っていました。
上の写真のモニターのサイズは24インチです。横幅は54㎝ですのでデュアルモニター(2台)にすると、横幅は54×2=108㎝となり、DELL4919DWの横幅(121.5㎝)と比べると13.5㎝しか変わりません。
ところが、実際にこのモニターを使ってみると、すぐにデュアルモニターとのちがいに気づきました。
それは、
「”画面の真ん中に”、”好きなサイズで”、”一番作業で使うWindow(アプリ)を”置ける」
ことです。
上の画面は、今この瞬間のモニター全体のスクリーンショットです。
画面のセンターにあるWindowがブログ執筆用のWindowです。
デュアルモニターの時は、このような使い方ができませんでした。
なぜかというと、左右のモニターの境界部分でWindowが切れてしまうと見にくくなるからです。
片方の画面を主画面として使うと、どうしても体の向きが少しねじれた感じになってしまうので、デスクワークが長時間になると首や腰にストレスがかかっていました。
DELL4919DWを使うと、画面の境界を考える必要がなくなるので、Windowのサイズや配置の自由度が格段に上がります。
このモニターを使用し始めてわずか1日ですが、現段階でも十分に作業効率の向上が感じられます。また、首や腰のストレスが軽くなった気がします。
モニター自体が部屋のインテリアになります
これだけ特徴のある形のモニターですと、モニター自体が部屋のインテリア(※)になる点も気に入っています。
(※)普段は、本や文房具などが机上に散乱しているので、上の写真は頑張って片付けた後で撮影しています♪
超ワイドなモニターでExcelを開くとどうなるか?
僕は仕事でもプライベートでもExcelやGoogle スプレッドシートをよく使います。
このモニターでExcelを全面に開くと上の写真のようになります(画面サイズは100%)。
モニターの地平線の彼方に右端のセルが見えますね。
セルの数を数えてみると、以下の通りでした。
列:70列
行:47行
表示されているセルの個数は70×47=3,290個です。
このような使い方をするかどうかは別として、Excelでの作業中に一度に見られる領域が増えるので、作業効率が上がります。
複数の表やVBAエディターを同時に開いてプログラミングする際にも、かなり便利です。
僕の場合、プログラミングする時は構文、Tips、FAQ、トラブルシューティングなどをググって調べることが多いので、表示領域が広いと助かります。
【参考までに】配送・組み立ての様子
宅配便のドライバーの皆さまは、すごい力持ちですね。この巨大な荷物をトラックから玄関まで一人で運んで頂きました。
ですが、普通の人では一人では持ち運べないくらいの大きさ&重さですのでご注意ください。
段ボール箱も含めた重さが約27kg(※)もあるからです。本体も重いのですが、段ボール箱もかなり重たいです。
棺桶のようにデカい箱なので、一人で動かそうとするとかなり大変でした。
(※)ちなみに、本体+スタンドの重さは16.7kgです。
段ボールに印刷されている表示に従って、箱の中身を開けていくと最後に本体が登場します。
モニター本体を箱の中に入れた状態でスタンドを組み立ててから、箱の外に出します。
モニターを箱の外に出す時、一人で作業するのは絶対にやめた方が良いです。モニターの一部に力が集中すると、破損するリスクが高まるからです。
台座を付けた後、発泡スチロールのすき間に手を入れて二人掛かりでモニターを取り出します。
ここまでが一番大変でした。
モニターを取り出すことができれば、あとは電源ケーブルと映像ケーブル(僕はHDMIでパソコンと接続しました)を接続するだけです。
DELL U4919DWの気になった点
実際にDELL U4919DW 49インチワイド曲面モニターを使って気になった点を以下に記します。
本体とスタンドの重さ、スタンドの大きさ
これだけ重たいモニターですと、一度設置したら動かすことは殆どありません。
ですが、「別の部屋へ運びたい」とか、「背面の配線を変更するために少し動かしたい」といった時にかなり不便です。
なぜなら今まで使っていた24インチのモニター(2.86kg)と比べると、約6倍の重さがあるからです。
また、台座の大きさが横:34㎝、奥行き25㎝もあります。キーボードよりも大きいサイズなので、机をかなり専有します。
付属のモニタースタンドではなく、サードパーティ製のアームを使えば机上をスッキリさせることができそうです。
ですが、モニターの重量を考慮すると机の天板の強度が耐えられない感じがするので、アームの使用は見合わせています。
消費電力の多さ
カタログ値では、最大230W、標準60Wとなっていて、かなり電力を消費します。
今まで使っていた24インチのモニターは、最大22W、標準20Wですので、最大で10倍以上、標準時でも3倍の電力を消費します。
消費電力はモニターのサイズに単純に比例しない様子です。
昨今の省エネの流れに逆行するスペックなのは少し残念です。
巨大な外箱をどうするべきか。保管?捨てる?
これはとても悩ましい問題です。。
箱のサイズは、幅140cm×高さ52.5㎝×奥行き32㎝もあります。保管するには大きすぎるサイズです。しかも箱が頑丈なので重たい。。
いつか必ずモニターを処分するタイミングが来るので、その時に備えて箱を保管しておきたいのですが、現実的には捨てるしかないですね。箱を保管しておく場所もないので(※)。
※アンバサダープログラムでは、モニターをDELLに返却する必要があるので、別室に箱を保管しています。
【まとめ】DELL U4919DW 49インチワイド曲面モニター使用レビュー
DELL アンバサダー プログラムに当選して幸運でした。
正直な話、「DELLにモニターを返却したくないなあ」と思うぐらい、このモニターは今の僕の生活に溶け込んでいます。
毎日、何時間もモニターに向かう生活を送っているからです。
最後にDELL U4919DWを使ってみての感想をまとめます。
【良かった点】
・49インチ&高解像度(5,120×1,440)のモニターにより、仕事・ブログ執筆・プログラミングなどの全ての用途において生産性が格段に向上しました。
Windowの切り替えやスクロールの頻度が減るので、思考に集中できる点が最大のメリットです。
・画面の端から端まで、はっきりと文字や画像が見えます。1日10時間ぐらいの長時間の使用でも、目への疲労感がありませんでした。
・モニターが部屋のインテリアになります。シンプルなデザインが最高です。
【気になった点】
致命的な問題は何もないです。「あえて書くとしたら」というレベルの内容です。
・モニターにカメラや音声出力用のスピーカーが内蔵されていないこと。最近はZoomやTeamsなどのオンラインでの打ち合わせやセミナーが当たり前になってきていますので、標準装備していても良いかと感じました。
【追記】カメラは後付けの方が便利でした。モニターの設置状況に応じて、カメラを左の方に付けたり、右の方に付けたりできるからです。
・本体の重さ(これだけ重たいと地震対策も必要ですね)。台座が大きすぎること。
・梱包箱。生産~購入~使用~下取り/廃棄までがモニターライフサイクルと考えると、輸送時に箱が必要です。必要な時だけDELLから借りられるサービスなどがあると、箱を自宅に保管する必要がないのでよいですね。
このモニターをDELLに返却後、元のデュアルモニターに戻すのが今から怖いです。
生産性がメチャクチャ下がりそうなので。。
≫DELL 49インチ デュアル QHD曲面モニター U4919DW
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