僕の家は延床面積が35坪(≒115㎡)ほどの2階建ての木造注文住宅です。
今年で新築後ちょうど10年となりますので、
注文住宅の家づくりで後悔してることを
まとめて紹介します。
これから「注文住宅を建てよう!」としている方の参考になればうれしく思います。
そして、あと何年か経った時にもう一度自宅を建てる機会が生まれた時の備忘録としたいと思います。
注文住宅の家づくりで後悔していること(設計編)
10年も住むと、「こうしておけばよかった」と思うことがいくつか出てくるものですね。
間取りを細かく区切りすぎた
僕の家は敷地面積が約40坪(ほぼ長方形)、1、2階合わせた施工床面積は約35坪です。
1フロアの床面積は17坪(=56㎡)程度の広さとなるのですが、間取りを細かくし過ぎたのが後悔の一つでした。
例えば2階は、主寝室、子供部屋、ファミリースペース、ウォークインクローゼット、書斎と部屋を細切れにしたため、一部屋当たりの広さは結構狭くなります。
部屋が狭いと、その中で扉や窓の制約もあるので、家具の配置パターンが限定されてしまいます。
あと、間取りを細かくすると各部屋にエアコンが必要となるのもムダな出費ですよね。
※上の写真は書斎の写真ですが、2畳ぐらいの広さしかないのでちょっと狭すぎでした。そして10年経った今でもエアコンを付けていないので、真夏は熱中症から命を守るために使ってはいけない部屋としています。
間取りを細かく区切るにしても、変更しやすいようにしておくのでも良かったと思います。
例えば、子供の成長に合わせて子供部屋の間仕切りをなくし、書斎として統合できるようにしておくのも手でした。
(実際のところ、子供が子供部屋を使った期間は2年ぐらいしかありませんでした)
子供の成長や僕自身のライフスタイルの変化など、時間軸を5~10年ぐらいずらしてみて、その時自分は誰とどんな暮らし方をしているのか(したいのか)を想像して設計することが大切です。
ベランダよりも部屋の空間を広くとるべきだった
標準仕様のベランダだと少し狭いかなと思って、ベランダを広め(4畳分ぐらい)にとりました。
で、当然ですが居住空間が狭くなります。。
ベランダは後から付け足す事もできますが、部屋を付け足すのは費用面や構造面であまり現実的ではありません。
この10年間を振り返ってベランダの用途は洗濯物や布団を干すだけでしたので、必要最小限(2畳分ぐらい)にしておくべきでした。
洗濯機3回分ぐらいの洗濯物を一気に干せるのは効率的でしたので、一長一短あります。
間取りに対するこだわりを持つべきだった
外観のデザインは10年経った今でもとても気にっているのですが、間取りについてのこだわりがあまりなかったというのが反省です。
せっかく注文住宅を建てたのに、平凡な間取りにまとめてしまったので。。
例えばですが、
- DIYしやすい部屋
- 一部屋だけは広い部屋
- 土間、囲炉裏
- 2家族ぐらいのパーティーのしやすい部屋
- 吹き抜けを使った縦方向の拡がりのあるリビング
などなど、もう少し間取りに対するこだわりを持っても良かったなあと思います。
注文住宅を建てて後悔していること(お金編)
ファイナンシャルプランナーとして、家づくりのお金に関する反省点もいくつか紹介していきます
3か月ごとに一生支払い続ける固定資産税は結構負担です
家を建てるまでは賃貸住宅に住んでいたので固定資産税を支払ったことがありませんでした。固定資産税を支払うことは義務ですので逃れられないことなんですが、支払うたびに毎回ため息が出ます。
普通、家を買う時に住宅ローンのことはよく考えますよね。
ですが、固定資産税の支払いは、自治体から固定資産税の請求書が届いて初めて考えるようになる方が多いと思います。
家を建てた後の資金計画の中から抜けていると、結構負担感が大きいです。
実際にこの10年間で支払ってきた固定資産税をまとめてみました。
西暦 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 年間合計 |
---|---|---|---|---|---|
2011 | 27,300 | 25,000 | 25,000 | 25,000 | 102,300 |
2012 | 25,800 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 97,800 |
2013 | 25,600 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 97,600 |
2014 | 27,000 | 24,000 | 24,000 | 24,000 | 99,000 |
2015 | 25,200 | 23,000 | 23,000 | 23,000 | 94,200 |
2016 | 36,500 | 34,000 | 34,000 | 34,000 | 138,500 |
2017 | 35,800 | 34,000 | 34,000 | 34,000 | 137,800 |
2018 | 33,400 | 33,000 | 33,000 | 33,000 | 132,400 |
2019 | 35,900 | 32,000 | 32,000 | 32,000 | 131,900 |
2020 | 35,300 | 32,000 | 32,000 | 32,000 | 131,300 |
なんと10年間で100万円オーバーの、1,162,800円です。
当初の5年間は税制優遇の恩恵を受けられたのですが、6年目からは年間で4万円以上増えています。
この固定資産税、死ぬまで払い続けるんですよ。。
家のローンが終わったとしても固定資産税は残ります。
(続く)
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