洗濯機から水が漏れると床を拭くのも大変ですし、放っておいて直るものでもないので、とても困りますよね。
「もう10年以上使ってる洗濯機だから、水漏れしても仕方ない。」
「そろそろ買い替えの時期かな?」
なんて、お考えの方はちょっと待ってください!
なぜかと言うと、水漏れの原因が洗濯機とは別の場所にあると、洗濯機を買い替えても水漏れするからです。
このページでは、洗濯機の水漏れの原因を突き止める方法を紹介します。
結論から先にお伝えすると、排水管の詰まりが水漏れの一番の原因でした。
水が漏れていた場所は本体の底面付近からだったのですが、水が漏れた原因は床下の排水管の中にたまった糸くず、髪の毛、水あかなどのゴミによるものだったのです。
この記事はこんな方に向いていると思います。
・DIYが好き
・水漏れの原因を解明することに興味がある
洗濯機の水漏れの原因は2種類に大別できる
洗濯機の水漏れの原因は次の2種類に大別できます。
(1)パッキンやOリングの劣化、水が通る場所のひび割れや破損によるもの
(2)排水管、排水ホースなどの水が通る場所の詰まりによるもの
(1)は水が通過する場所にすき間や穴ができたことによる水漏れなので、「その場所から」水が漏れてきます。
一方で、(2)は水が通過する場所に水あかやゴミなどが詰まったことにより、水があふれて「別の場所から」漏れることが大きな違いです。
この2つの違いを理解しておくと、格段に原因究明しやすくなります。
もちろん(1)、(2)が同時に発生していることもありますので注意が必要です。
洗濯機の水漏れの原因を簡単に切り分ける方法
手っ取り早い実験方法は、洗濯機の排水ホースの行き先を変えてみることです。
仮に、
「排水先を別の場所にしたら、洗濯機から水漏れがなくなった」
ということが確認できた場合は排水先に問題があることになるので、その問題を解決すれば良いことになります。
最近のアパートやマンションなどでは、洗濯機を設置する場所に洗濯パン(排水パン)がある場合が多いと思います。排水パンというのはこんなものです。
洗濯機の排水ホースは、通常上の写真のような排水パンの排水口につながれています。
そこで、洗濯機の排水ホースと排水パンの排水口の接続を外し、別の場所(例えばお風呂)から排水してみましょう。
この実験をした結果、洗濯機から水漏れがしなくなれば、洗濯機本体の問題ではなくなります。
この実験をする時に困るのが、排水ホースがお風呂まで届かない時です。
延長用の排水ホースが販売されていますので、準備しておくと良いでしょう。
3mの長さのホースが1,000円前後の値段で買えます。
修理代金で数万円かかることを考えると、安い出費だと思います。
排水管の詰まりを溶かす超強力な洗浄剤
和協産業から販売されているピーピースルーです。
ボトルには「業務用」と書かれていますが、近くのホームセンターやドラッグストアなどで意外と簡単に手の入るパイプ洗浄剤です。
お値段が2,000円近くするので、高いのが最大のデメリットです。
この洗浄剤は粉末の洗浄剤です。排水口や排水管の中に粉末を入れた後で、40~50度のお湯を流し込んで使います。
ジョンソンエンドジョンソン(J&J)、P&G、ライオンなどから販売されている洗浄剤は、水酸化ナトリウムの濃度が1~2%程度であることが普通ですが、ピーピースルーは水酸化ナトリウムの濃度が4%もあります。
中途半端な洗浄剤を買うよりも、一度で詰まりを解消したいと考えて、僕はピーピースルーを買ってみました。
この洗浄剤(というか薬品)、かなり体にやばそうな匂いがします。
水酸化ナトリウムは強いアルカリ性の成分ですので、取り扱いに注意が必要です。
皮膚についたら溶けると思いますし、目に入ったら失明の危険性もあります。
換気をしっかりする。
手袋、眼鏡、マスクなどは必須です。
どれだけ気を付けて取り扱ったとしても、ピーピースルーをボトルから出す際に、かなり細かい粉末が空気中に舞うので、手袋やマスクなどをしていないと確実に体に付きます。
作業時は十分ご注意ください。
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