このページでは、普通二輪免許(バイク中型免許:MT400cc)の一番最初の技能教習(スタンド講習)で何をやったのかを紹介します。
わくわくドキドキの技能教習(気合入れすぎ)
入校手続きの時に自動車学校の受付の女性から「教習開始の10分~30分前に来てください」と言われていたのですが、僕が自動車学校に到着したのは教習開始45分前。
早過ぎですね。
ですが、受付の椅子で座って待っていると、今日から技能教習が始まる人が他にもいることが分かります。
僕と同じように、初めての人向けの説明を受け付けているからです。
徐々に気持ちが落ち着いてきました。
教習開始10分前のチャイムが鳴りました。記念すべき普通二輪の技能教習がスタートします。
自動車学校内の指定された集合場所へ向かいます。
プロテクターやゼッケンの着用
最初に行ったのは本人確認です。
今はコロナ禍なのでマスクを着用しています。教官から一旦マスクを外すように指示がありました。教官は教習原簿に添付されている写真と実物の僕の顔とを照合します。
今日から技能教習を開始するメンバーは僕を入れて4人でした。
そのうち二人はおそらく20~30代、一人は60歳前後の様子。
アラフィフの僕が最年長ではなかった(多分。。)ことが驚きです
早速、プロテクターやゼッケンの着用方法の説明が教官からありました。
ゼッケンは普通と大型とでそれぞれ第一段階用、第二段階用の色が分かれているので、全部で4色あります。その中で、普通二輪の第一段階用のゼッケン(赤)を渡されました。
僕が通っている教習所では、ヘルメット、グローブ、靴は自分の物を用意するように言われていましたので家から持ってきました。プロテクターとゼッケンは教習所に備え付けてあるものを借ります。
プロテクターは全部で3種類あります。胴体を保護する剣道の胴のようなもの、あとはヒジ、ヒザを保護するものです。一つひとつ付け方の説明を受けながら装着していきます。
私物をロッカーに入れた後、バイクが駐車してある車庫へ移動します。
教習中は貴重品を身につけているように教官から指示がありました。ジャケットに入るぐらいの小さい財布に変えておいて正解でした。あと、スマホは教習所内には持ち込まずに車の中に一時的にしまっておくことにしました。万が一乗車中に転ぶと、スマホが壊れそうだったので。。
いよいよCB400SFへ 最初はバイクの取り回し
早速、車庫からバイクを出します。
後方に誰もいないことを確認した後、サイドスタンドを外し、車庫から3mぐらいバックでバイクを出しました。少し切り返した後、20mぐらい先の場所までバイクを移動させます。
まだエンジンはかけていませんが、これが僕にとって初めてバイクを自分の手で動かした瞬間です。
ずっしりとしたバイクの重さを感じましたが、直立させるとそれほど力を入れなくても移動できることが分かりました。
また、直立した体勢よりもわずかに腰を入れたような姿勢の方が楽だと思いました。腕の力だけでなく体全体でバイクを押せるからです。
バイクの引き起こし
次に、倒れたバイクを引き起こす練習を行いました。教官がバイクを寝かせた後で、一人ずつ引き起こしていきます。
僕は3番目でしたが、前の一人(若者でそれほど華奢な感じもしませんでした)が全然持ち上げられなかったので、「そんなに重たいのか」と少しビビりました。
いざ自分の番になってやってみると、あら意外!少し腰と腕に力を入れたら難なく引き起こせました。
最低限の腕の力はもちろん必要ですが、どちらかと言うと腰の力を上手く活用すると言った方が良いかも知れません。
若者よりもスムーズにバイクを起こせたので、内心ホッとするとともにかなり気を良くしました(笑)。緊張感もこのあたりから少し解けてきたように思います。
目の前のことだけに深く集中している感じ(フロー状態)で、仕事の嫌なことなどを完全に忘れていました。
自分が何十年もずっとやりたかったことですからね。
センタースタンドを立てる
続いてセンタースタンドを立てる練習です。
僕はセンタースタンドとサイドスタンドを見間違えていました。サイドスタンドの方が見えにくい位置にあるからだと思いますが、教官も初心者は間違えやすいと言っていました
センタースタンドを立てる時も、足と腕との力を同時に使う感じです。
足だけで踏み込んでも、手だけで上げようとしてもセンタースタンドは上げにくいです。
「右足でセンタースタンドを踏み込む」のと、後部座席付近の持ち手を右手で持ち上げるのを同時に行うと、てこの原理でセンタースタンドを立てやすくなります。
センタースタンドを立てる操作も苦労することなくできました。
バイクの構造、各種スイッチ、自動車からの見え方(死角)、運転姿勢
1台のバイクの車体に教習生が集まり、教官からバイクの構造、各種スイッチの使い方、日常点検(オイル残量、タイヤ損傷の確認)などの説明を受けます。
僕のバイク経歴は原チャリだけです。
その原チャリも30年ぐらい前に乗ったのが最後なので、バイクのウィンカーの操作には慣れていません。
ウィンカーを消す時はウィンカーのボタンを押すということを教わりました。
教官曰く「最初のうちは間違えてクラクションのボタンを押す人が多いですよー」とのことなので、僕もきっと何度かコース内でクラクションを鳴らすことになるでしょう。
最後に教官が自動車を運転してきました。縦一列に並んだ4台のバイクの右側に自動車を止め、自動車のバックミラーやサイドミラーからバイクがどのように見えるかの確認です。
教習生のバイクを縦一列に止めた理由の一つが、自動車からの死角を確認するためだったことに気づきました。バイクの止め方自体に意味があったんだと、効率的な進め方に感心しました。
エンジンの始動、シフト・クラッチ操作、ブレーキペダル操作
センタースタンドを立てた状態のバイクに乗って、いよいよエンジンの始動です。
エンジンの始動手順
- エンジンスイッチON
- ニュートラル(緑色ランプ点灯)確認
- クラッチを切る
- 後輪ブレーキをかける
- スタータースイッチをON
言われた通りに操作すると、「ブルン」とエンジンがかかりました。
バイクショップで店員さんにエンジンをかけてもらったことはありますが、自分でスタータースイッチを押してエンジンを始動させたのは初めてですので、ちょっとした感動がありますね。
シフトチェンジ
続いてシフトチェンジの練習です。
センタースタンドを立てた状態でバイクに乗っていますので、後輪は浮いています。バイクが動き出す心配がないので、安心してギアチェンジの練習ができます。
自転車のスタンドとは異なり、センタースタンドを立てた状態のバイクはとても安定しています。僕が乗ったぐらいではグラグラすることがありません。
まず、1速に入れて、クラッチを緩めて半クラッチになる位置を確かめます。
教官
「少しエンジン音が変わるのと、エンジンの動力が後輪に伝わって振動する感覚をつかんで」
うん、うん、分かりやすい説明です。
教官
「それじゃ、2速に上げてください」
左足のつま先をチェンジペダルの下に潜り込ませる感覚が今一つつかめていません。今回は、ギアを変える度に左足の位置を目で確かめながら操作してしまったので、次回は見ずにできるようにする必要があります。
教官
「はい、3速、4速に上げてください」
と言われてギアを上げていきます。
わりと速いペースで進んでいくので、必死についていく感じでした。
今度は、シフトダウンです。
シフトダウンしたら、自分のペースで数回ギアを上げ下げの練習をして、最後にニュートラルに戻します。
ところが、ニュートラルに入れる要領がつかみにくく、1速と2速の間を何往復かしてようやくニュートラルに入れることができました。ニュートラルに入れる時だけもう少し優しくチェンジペダルを操作する必要があるんですね。
そんなことをしているうちに、あっという間に記念すべき1時間目の技能教習が終わりの時間に近づいてきました。
まとめ(初めてバイクに乗った感想)
【バイクの重量】
想定はしていましたが、やはり重たいですね。ですが、力でねじ伏せようとするのではなく、できるだけ軽い力で取り回しができるようになりたいと思いました。
なぜなら、
軽い力で取りまわす⇒疲れにくい⇒集中力が落ちにくい⇒事故の確率が下がる
だからです。
また、僕の目標は400ccのバイクではなく、大型バイク(KAWASAKI Ninja 1000SX)ですから、このくらいの重さはクリアしないとね♪
【変速(クラッチ)操作】
僕が車の免許を取った時はAT限定なんてない時代(だったと思う)ですし、20代の頃はMT車を運転していたので、クラッチや変速については頭では理解できていると思います。
ですが、バイクとなると勝手がちがいます。
左手のクラッチレバーや左足のチェンジペダルの操作と、右手のアクセル操作を連動しながらやるのは、何度も練習が必要だと感じました。
最後に教官からアドバイスがありました。
「見きわめや検定用のコースをできるだけ早く覚えるようにしてください。Googleマップを見ておくといいですよ~~」
「YouTubeやネットの記事などで、技能教習の内容を予習しておくといいですよ~~」
既に、YouTubeでは「マッスルバイクチャンネル」を毎日見ています。
早速、僕が通っている自動車学校のコースをGoogleマップの実写版の方で確認しておこうと思います。
楽しくて充実感のある一日でした。次回講習も楽しみです。
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